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外川信太郎氏の「これズム」その1
世界中のカーワックスを見つめてきた眼でみた『スーパーワックス』とは?
私が自動車の美化に目覚めたのは、今から20年前。当時購入したイタリア製のスクーターべスパ(映画ローマーの休日でお馴染みの)を購入してからだ。べスパのボディはスクーターのくせに自動車と同じ“鉄板”。そこに焼付け塗装が施されている為、メンテナンスは、自動車と同じ。まだカーワックスについての知識が皆無であった高校生が、アルバイト代を叩いて、数々の製品を試し、カルナバワックスの素晴らしさを知ることになった。
数年後、自動車の免許を取得し、愛車を手に入れるとほとんど病的ともいえるワックス研究が始まった。しかし所詮は素人。そこで、思い付いたのがプロの洗車業者の開業資格を学ぼうと・・・。当時大学生だった私は、長い夏休みを利用してアルバイトに励み、その資金で、洗車業者の研修を受け、数十万の講習と引き換えにプロの資格を手に入れた。しかし、これはあくまで営利目的ではなく、自らの愛車を誰のクルマより美しく仕上げようという自我の具現化。端から見れば、病気の領域といえよう。
その後、自動車を美しく見せるという先進国はどこか?回答はアメリカ西海岸に答えがあった。そこには、世界の名品といわれるワックスメーカーが多く会社を構えている。そして、自らの愛車を磨きそれを品評する「コンクールド・エレガンス」というものが開催されているのだ。その規模といったら、数千台。フェンダーの裏にまでワックスを掛けたような“つわもの”達が全米から終結するのだ。うん、確かにここはワックスの聖地である。
事実、彼らの愛用しているワックスに、“化学合成”は存在しない。メーカーは違っても、皆、高密度なカルナバワックスなのだ。その理由を尋ねると、「環境にも優しく、人体にも無害、それで塗装に深みの有る艶を与えるのはカルナバのみ」と語った。
私は、このカルナバワックスの聖地、アメリカ西海岸の高級ワックスメーカーにて、車磨きを再度学ぶことになった・・・。
私は、ホームセンターに売られている500円足らずのワックスから、数十万円もするワックスまで、これまでに数百種類のワックスを試してきた。しかし、自分のガレージにストックしたのは、その一割にしか過ぎない。残りのものは、謳い文句ばかりが先行し、実施には、その効果に満足が行かず、不燃ごみ行きになったものがほとんどだ。
スーパーワックスとの出会いは、数年前。“カルナバ至上主義派”の私がインターネットで色々と情報検索をしていると、『ブラジル産カルナバロウ一号使用』を主原料とするワックスがヒットした。そう、それがスーパーワックスだ。しかし、ワックスとは、じっくり時間を掛けて施工するものと考えていた私には、たった5分で施工!というこの製品に当初疑念があった。
ものは、試しとサンプルを取り寄せ、マニュアルに従い施工。洗車を含めても15分程度で作業は終了した。しかし、その仕上がりは、カンタン=中途半端といったものとは一線を画し、高級カルナバワックスでしか味わえない、深みのある艶、むき卵のような滑らかな手触り、そして降雨、洗車にも耐える強固な皮膜・・・。
“この製品はタダモノではない”
時間を掛けるだけが洗車のコダワリという概念を見事に打ち砕き、虜になってしまった。
その後、私のカーケアライフには、このスーパーワックスはなくてはならない逸品として、ガレージの棚に常に置かれる事になった。
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